1986年に旧ソ連チェルノブイリ原発で発生した史上最悪の事故により、周辺地域は深刻な放射能汚染に見舞われた。周囲30キロの住民は立ち退きを余儀なくされ、廃炉措置が進む今でも許可なしには立ち入れない。ロシア軍はウクライナへの侵攻直後から1カ月強にわたっ ...
ドナルド・トランプ次期米大統領は、カナダとメキシコからの原油輸入に対しても計画中の25%の輸入関税を適用する意向であることが26日、関係筋の話で明らかになった。この動きに対し、石油業界は消費者、業界、さらには国家安全保障を損ねる可能性があると警鐘を鳴 ...
中東の夏は物事が進まない。要人は避暑に出て政務は停滞し、政争も一時休戦となる。ただし政治と社会が弛緩した間隙をついて重大な突発事態が起こるのも中東の夏である。一九九〇年のイラクのクウェート侵攻(湾岸危機)は八月二日に始まり、二〇〇 ...
総選挙の結果、自民・公明は少数与党に転落した。注目すべきは野党第一党・立憲民主党の躍進ではなく、「保守vs.革新」という二項対立がもはや全く時代遅れであることだ。新旧という遠近法で世界を見ている若者にとって、自民・立民はともに「古い」保守に他ならない ...
ジャマイカのウサイン・ボルトが陸上の世界選手権男子100メートル決勝を9秒58の世界新記録で走り抜けた。ゴール前で力を抜きながら9秒69をたたき出した一年前の北京五輪の残像が脳裏で重なる。ボルトは秘めた力をついに見せたのだ。その四日後の男子200 ...
新聞記者として少年事件を20年近く取材してきた川名壮志氏が、40代になった少年Aの”更生”を問う『はたして少年A=酒鬼薔薇聖斗は、更生しているのか』は、こちらからお読みください。 日本中を震撼させた神戸市須磨区の小学生五人が殺傷された事件。
日本体操協会がこの春、人事を一新した。会長をはじめ役員約三十人のうち半数以上が交代。年功序列が重んじられる日本のスポーツ組織では、過去に例がないドラスチックな変化である。体操は男子が一九七〇年代まで五輪団体五連覇を達成、日本で最も ...
九・一一同時多発テロ事件に対してロシアは、まず国益優先からチェチェン民族紛争をにらんで反応した。プーチン・ロシア大統領がチェチェン武装勢力に対して「アフガニスタンのタリバン勢力との絶縁」を呼びかけると、ブッシュ米大統領もチェチェン ...
日本人が最も忘れられないアメリカ人、ダグラス・マッカーサーは、米国史に残る大将軍の一人だが、彼の父アーサーも傑出した将軍だった。フィリピン派遣軍司令官として赫々たる功績を上げた。ダグラスの前半生は、一日も早く父に追いつくことにあっ ...
さる十一月十八日、電気街の秋葉原や国技館のある両国に挟まれた街、東京・浅草橋で、一件の鍬入れ式が行なわれた。この日から建設が始まったのは「AFLACペアレンツハウス」。都内都心域の大病院に青森や沖縄といった遠方から入院してくる難病の子供 ...
イスラエルがイランの核関連施設を先制攻撃するなら、十一月の米大統領選挙直後になるとの説が流れている。イスラエルはこのほど、地下貫通爆弾「バンカーバスター」五百発を米国から購入する秘密協定を取りまとめた。協定には誘導爆弾四千五百個の ...
「ユーシェンコ、ユーシェンコ」大統領選の不正問題で紛糾したウクライナの首都キエフは、朝から夜中までオレンジの旗やリボンを掲げた数十万人のデモ隊が、親欧米派の野党候補ユーシェンコ元首相の名を大声で連呼しながら練り歩く。車もそれに ...