欧国際物流大手キューネ・アンド・ナーゲル(KN)は17日、カナダ南東部のミルトンで、温度管理機能を備えた物流施設(倉庫面積2万5000平方メートル)を開設したと発表した。アイルランド医療機器大手のメドトロニック向けに物流業務を提供する。KNのカナダのヘルスケア業界向け物流施設は10カ所目。KNはメドトロニック製品の病院などへの配送を支援する。メドトロニックは心臓ペースメーカーをはじめとする… ...
【関西】大阪税関がまとめた8月の大阪港概況(速報値)は、総額が前年同月比9%増の9587億円だった。うち輸出は9%増の3688億円、輸入は8%増の5898億円。主要品目は、輸出が半導体等電子部品(86%増、602億円)▽プラスチック(7%増、235億円)▽コンデンサー(26%減、225億円)―など。輸入は医薬品(36倍、919億円)▽衣類・同付属品(18%減、665億円)▽肉類・同調製品(… ...
韓国造船大手は、米ヒューストンで17―20日に開催の「ガステック2024」で新船型・設備、システムなどで船級協会から基本設計承認(AiP)を相次いで取得した。ハンファオーシャンのゼロエミッション水素運搬船などが対象となった。ハンファオーシャンは19日、電気推進の8万立方メートル型液化水素運搬船でノルウェー船級協会DNVからAiPを受けたことを明らかにした。貨物倉で自然に気化するボイルオフガ… ...
航空貨物運送協会(JAFA)がまとめた8月の日本発の輸出航空混載重量は、前年同月比11%増の6万4903トンと5カ月連続の前年超えだった。米州、欧州、アジアの主要3方面がそろって1割増。アジアは主力の中国が2桁増を維持するなど、フィリピンを除く各方面が前年超え。電子部品や自動車関連が回復している。米州、欧州は一部方面で自動車関連などのスポット需要が出た。8月は盆休暇などで生産活動が鈍化する… ...
国土交通省海事局は20日、ゼロエミッション船などの建造促進事業の公募を開始した。環境省と連携し、建造に必要となる生産設備などの整備を支援する。ゼロエミ船の国内供給体制を世界に先駆けて構築し、市場導入促進によるCO2(二酸化炭素)の排出削減、産業競争力の強化などにつなげる。期間は11月12日正午まで。補助率は大企業で3分の1以内、中小企業で2分の1以内。今回の補助について、海事局は2024年… ...
韓国・釜山港湾公社(BPA)のまとめによると、釜山港の8月のコンテナ取扱量は前年同月比8%増の205万2013TEUだった。輸出入、トランシップ(積み替え、TS)貨物ともに堅調な荷動きを維持している。これまで前年同月割れが続いていた日本発着貨物(輸出入、TS合計)も3%増の21万8565TEUとプラスに転換。輸出がマイナスとなったが、輸入やTS貨物の増加が寄与した。8月の釜山港コンテナ貨物… ...
商船三井は20日、北米、南米、豪州で合成燃料・合成メタノールの生産を計画する米HIFグローバルに出資すると発表した。エネルギーの海上輸送に関する知見を生かし、合成燃料のサプライチェーン構築を支援するほか、生産された燃料の一部を引き取ることも検討しているとみられる。商船三井は100%出資の米国子会社MOLクリーンエナジーを通じてHIFグローバルに出資する。出資額は非公表。HIFグローバ… ...
三菱地所は18日、アジア太平洋を基盤とする不動産投資会社ラヴァ・パートナーズが出資するロジキャップ・マネジメントとインド・デリー首都圏の既存物流施設2物件に投資したと発表した。対象はいずれも近代的な賃貸需要に応えるグレードA施設で、敷地面積は合計約29万平方メートル、賃貸面積は合計約17万9000平方メートル。日系総合デベロッパーとして初のインドでの物流施設投資だという。両物件はデリー首都… ...
欧州舶用メーカーのバルチラは18日、グループ会社のバルチラ・ガス・ソリューションズが新造中型ガス運搬船(MGC)向けの荷役・燃料ガス供給システムを受注したと発表した。同船はギリシャのキャピタル・ガス・シップ・マネジメントが発注し、中国の南通中集太平洋海洋工程(CIMC SOE)で建造が進められている。バルチラがキャピタル・ガス・シップ・マネジメントの船舶向けに荷役・燃料ガス供給システムを受… ...
【中部】AI(人工知能)の開発などを行うネットスマイル(東京都文京区)は18日、輸出入貿易・通関業務システム大手バイナル(名古屋市)と業務提携したと発表した。バイナルの輸出入・貿易システムに、ネットスマイルが開発したAI―OCR(光学文字認識)を連携し、貿易帳票データ登録の業務効率化を目指す。新たな機能は11月ごろにリリースする。貿易業務に必要な機能を網羅するバイナルの「TOSSシリーズ」… ...
自動化システム設計・構築のPhoxter(フォクスター、園田淳一代表)は20日、全日本空輸(ANA)の航空貨物上屋にAGV(自動搬送車)を提供すると発表した。ANAが来月稼働させる成田空港の新上屋「第8貨物ビル」に60台のAGV導入を支援。ANAは上屋内の搬送・蔵置作業をフォークリフトからAGVに置き換えて荷役業務を省人化する。航空貨物上屋では一般的に、仕向け地ごとに定められた特定の場所に… ...
国土交通省海事局は20日、2024年度の「船員安全・労働環境取組大賞(SSS〈トリプルエス〉大賞)」を決定したと発表した。大賞には明和海運を選定。内航ケミカルタンカーでのスロップタンク洗浄作業・タンク洗浄水排出作業の遠隔自動化システムの開発と船舶への導入に世界で初めて取り組んだことなどが評価された。今年度は特別賞1件も選定。人・環境・世界の目まぐるしい変化に対する船を目指す取り組みを進めた向島ド… ...